2007年09月28日
民主主義についての知識を深めましょう
民主主義(みんしゅしゅぎ democracy)とは、諸個人の意思の集合をもって物事を決める意思決定の原則・政治体制をいう。
民主主義は個人の人権である自由・平等・参政権などを重視し、多数決を原則として意思を決定することにより、人民による支配を実現する政治思想である。単純な多数決と混同されることが多いが、単純な多数決では、単に多数であることをもって、その結論が正当であるとの根拠とするものであるが、民主主義として把握する場合には、最終的には多数決によるとしても、その意思決定の前提として多様な意見を持つ者同士の互譲をも含む理性的対話が存在することをもって正当とする点で異なると主張される。 法的概念における民主主義は、君主制などと対応する概念であり、連邦主義などとは並存するものである。
哲学的には、デモクラシーの日本語訳で、君主に対応する概念(対概念)として「民主」という概念を設け、人民ないしは国民が、支配の正統性および実際の政治権力の双方の意味を含む主権を有するものとして、為政者たる「民主」と、被治者たる人民が同じ(治者と被治者の自同性)であるとする政治的な原則や制度を言う。「民主政治」という訳語がより原義に近いという意見もある。哲人政治などの治者に何らかの条件を求めるものと違い、治者と被治者の自同性のため、失政による被治者への損害は確実に治者によって補償される。
「民主主義」ならば、デモクラティズムdemocratismの訳語であるという意見もある。
日本においては、幕末、democracy(民主主義)とrepublic(共和制)の概念が混同され、どちらも「共和」と邦訳されることもあった。
民主主義は「過去の人々」がもし現在の意思決定に参加したならどう判断するか?、という視点、あるいはまだ生まれていない人々がもし現在の課題に対して意思決定に参加したならどう判断するか?、といった視点から、単なる現在「たまたま」参加できる投票者による多数決を否定する論調(歴史主義)が存在する。歴史主義は保守・革新の双方から尊重される一方で、現実に直面している課題を解決することを先延ばししているだけであるという批判に対して論理的な証明を持たない弱点がある。また検証不能な歴史観なるものを背景に独裁政を助長する可能性がある(唯物史観による共産党一党独裁や皇国史観など)。
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